近所のガソリンスタンドの前を通りかかった時のことである。
価格表示を見て、思わず二度見した。
198円。
え?
ラーメンの替え玉の値段じゃないんだから…と思わず心の中でつぶやく。
ついこの前まで150円くらいだった気がするのだが、
気がつけば200円目前。
車社会の和歌山では、これはなかなかの衝撃である。
とはいえ、である。
ここは侍の国、日本。
われわれにはまだ奥の手がある。
そう
歩けばいい。
侍は皆歩いた
どこまでもどこまでも
自分の脚で
更に今はその頃より遥かにマシだ。
何故なら
自転車がある。
ガソリンが高くなろうが、原油がどうなろうが、自転車は関係ない。
ペダルをこげば進む。
しかも健康にもいい。
お腹も空く。
そしてお腹が空けば――
そう、お弁当がうまい。
自転車で来て、ちょっと運動して、
帰ってからゆっくり食べる。
これがまた、なかなか贅沢な時間になりますよ。
ガソリンが高くなった世の中でも、
人の暮らしは続いていく。
そしてその侍の暮らしの中で、
「今日どうするでござるか?」
「花むらでいいでござる」
そんな風に思ってもらえる店でありたい。
そう思う今日この頃である。
さて――
ガソリンが200円になる前に、
自転車の空気でも入れておくとしようでごさるか。
