粥…うま…

ラーメンやお茶漬け派が大半だと思う。
飲んだあとの締めといえば、背脂たっぷりのラーメン。
もしくは、だし茶漬けをさらさらと流し込む。
それもわかる。
わかるけれど――
あれだけアルコールで胃を荒らしたあとに、
さらに油と塩分を流し込むラーメンは、
正直、胃にとってはあまりにも過酷だ。
胃の立場になって考えてみてほしい。
「もう今日は閉店です」とシャッターを半分下ろしているところに、
「背脂マシマシでお願いします」と突撃してくるようなものだ。
翌朝、胃もたれするのも無理はない。
そんなときこそ、
やさしく白粥で空腹を整えるべきだ。

味付けは最小限。
噛まなくてもいいほど柔らかく炊いた白粥を、
ゆっくりと口に運ぶ。
その瞬間、
「ああ、生き返る」と思えるはずだ。
白粥は料理というより、もはや介抱。
飲みすぎた夜の最後に、胃をいたわるための一杯である。
若い頃はラーメンで締めていた。
しかし今は、白粥で締める。
それが、大人のたしなみだと思う。