一昨日、宝くじの当選発表があった。
…のだが、実はまだ確認していない。
理由は簡単だ。
怖いからだ。
もし外れていたら、
2026年に思い描いていたすべての計画が、音を立てて崩れる。
やりたかったこと。
行きたかった場所。
「まあ、いけるかもしれない」と心のどこかで信じていた未来。
それらが一気に現実の重さに引き戻される。
だから、開けられない。
結果を知らなければ、
夢はまだ“生きている
当たっているかもしれない。
…いや、かなりの確率で当たっていないのだろう。
それでもいい。
知らなければ、夢は消えない。
封を切った瞬間に、すべてが確定してしまうくらいなら、
しばらく夢の中にいたっていいじゃないか。
つまらない現実なんて、
無理に知る必要はない。
人は時々、
現実よりも夢を守るために目を閉じる生き物なのだ。
今日も宝くじは、
寝室の引き出しの奥で静かに眠っている。
2026年は、
まだ、夢のままだ。

