読書の秋です。
買ったまま読めていない本が、気がつけばそこそこ溜まってきました。
このままではいかん。
せめて秋の間に、できるだけ読み進めてやろう。
そんな妙な使命感に駆られ、最近は風呂場にまで本を持ち込んでいます。
湯船につかりながら本を読む。
これが意外といいんです。
体が温まって、頭も少しほぐれてくる。
雑念も減る。
スマホも触らない。
静かな浴室で、本の世界に入り込む。
なかなか贅沢な時間です。
ただし。
ひとつだけ大きな問題があります。
眠くなる。
先日も、いいところまで読んでいたはずなのですが、いつの間にかうつらうつら。
そして次の瞬間。
どポン。
本が、そのまま湯船へ。
誰でも一度くらいは経験があると思います。
……たぶん。
慌てて引き上げ、タオルで拭き、ページを一枚ずつ広げて乾かす。
翌朝には、見事にがびがびになっていました。
まあ、それでも読める。
文字は消えていない。
少し波打っているけど、愛着ということにしておこう。
そう思っていたのですが。
数日後。
また、どポン。
さすがに二回目はへこみます(笑)
一度目なら、
「まあ、あるあるやな」
で済ませられる。
二度目になると、
「学習能力ないんか」
となる。
風呂の温度は血流を良くして、頭をほぐしてくれる。
読書にも悪くない。
そう自分に言い聞かせていますが、眠気までしっかり促してくれるわけです。
結果、
本は進む。
でも本は傷む。
非常に悩ましい。
今、手元には少し膨らんで、ページが波打った愛書があります。
見た目はだいぶ変わりました。
新品の頃のぴしっとした感じは、もうありません。
でも、不思議と捨てる気にはならない。
むしろ、
「ああ、これ風呂に落としたやつやな」
という記憶まで含めて、その本になっていく。
本というのは、中身だけではなくて、読んだ場所や時期まで一緒に残るものなのかもしれません。
この秋、何冊読めるかは分かりません。
ただひとつ言えるのは、
風呂場で読む時は、
眠気との戦いです。
そして負けると、
本も一緒に風呂に入ります。紙と人の混浴です(笑)
読書の秋。
皆さんもどうぞお気をつけください。
