美味しかった、の一言が、なによりのご褒美です。

先日、あるお客様から一本のお電話をいただきました。

「この前いただいた紀州牡丹御膳、本当に美味しかったです」

その一言が、あまりにも嬉しくて、思わず胸が熱くなりました。

 毎日、材料とにらめっこしながら、手間を惜しまず仕込み、盛りつけ、 ほんの数分で召し上がられる一食に、どれだけの思いを込められるか。

正直なところ、どれだけ手をかけても「普通」と言われることもある。 価格が上がればなおさら、求められるハードルも上がる。 でも――

それでも、やっぱり私たちは「美味しい」と言ってもらいたくて 今日もお弁当を作っています。

お電話でいただいた「美味しかった」の一言が、 何よりも心に響いて、励みになりました。

この一言を、また聞くために。 もっと多くの方に、花むらのお弁当で笑顔になっていただくために。