床屋さんのシャンプー中に必ず聞かれる
「痒いところないですか?」
いつもは「大丈夫です」で流してきたけど、
ふと思った。
よしんば、痒いと言ったらどうなるのか?
結論から言うと——
美容師さんが一気に覚醒する。
ピンポイントでそのスポットを攻めてくるし、
「ほかには?」の追撃も飛んでくる。
まるで
頭皮の“宝探しゲーム”が始まったかのよう。
そして仕上がる頃には、
なぜかこっちがちょっと恥ずかしい。
ただ頭洗ってもらっただけやのに。
でも、あれって結局
「ちゃんと気にかけてくれてる」
という優しさの時間なんよなあ、とも思う。
今日も平和に「大丈夫です」で終わったけど、
いつか勇気出して
「実は…ここ」
って言ってみるのも悪くないかもしれない。

