今日は5月5日、子供の日です。
昔ならこの季節になると、あちらこちらで鯉のぼりが泳いでいました。
青空の下で、風を受けて大きく揺れる鯉のぼり。
子どものころは、それが当たり前の景色だったように思います。
でも今年、ふと街を見渡してみると、鯉のぼりをあまり見かけませんでした。
少子化なのか、住宅事情なのか、時代の流れなのか。
理由はいろいろあるのでしょう。
大きな鯉のぼりを立てる家も少なくなり、季節の風景そのものが、少しずつ静かになっている気がします。
便利になった世の中です。
欲しいものはすぐ届きますし、情報も一瞬で手に入ります。
けれどその一方で、季節を感じる景色や、町の中にあった小さな行事の気配は、少しずつ薄れているのかもしれません。
鯉のぼりは、子どもの健やかな成長を願うもの。
その願いまで消えたわけではありません。
ただ、願いの形が、昔とは変わってきたのでしょう。
それでもやっぱり、風に泳ぐ鯉のぼりを見かけると、少し嬉しくなります。
「ああ、子供の日だなあ」と思えます。
季節の中に、ちゃんと意味が残っている気がするのです。
来年は、もう少し鯉のぼりを見つけられたらいいなと思います。
そして、子どもたちが元気に育つ世の中であってほしい。
そんなことを思った、少し静かな子供の日でした。