最近、友人とのLINEのやりとりの最中に、コメント入力欄の下に妙な文字があるのに気づいた。
「返信を提案」
「ムードを反映」
なんじゃこれ?
と思ってクリックしてみると、
うわっ!?
と、ちょっとびっくり。
どうやらAIが、LINEの返事を考えてくれるらしいのだ。
ついにここまで来たか……。
そう思うと同時に、なんとも言い表しにくい不安を感じた。
これは、自我を持った人工知能たちが、人類支配の第一歩として、まず人間の“考える力”を奪いに来た侵略行為なのでは……?
などと、一瞬かなり物騒なことまで考えてしまった。
まあ、さすがに考えすぎの感はある。
しかし、人間という生き物は、便利なものが現れるたびに、何かを失ってきたのも事実だ。
車が発明されてから、人は歩かなくなり、足腰が弱くなった。
スマホが普及してからは、待ち合わせの変更が簡単になり、昔ほど「約束」というものに重みがなくなった気もする。
そして次は――
「考える力」を弱体化させに来たのではないか。
そんなことを、つい考えてしまう。
もちろん、AIは便利だ。
実際、私もかなり助けられている。
ただ最近、どうにも思うのである。
AI、はっきり言って、ちょっとでしゃばり過ぎではないか、と。
