2100円のチーズケーキが教えてくれたこと

今日、会社に発泡スチロールの箱を載せた台車を押しながら、一人の若い女性がやってきました。

聞けば北海道のスイーツを販売していて、このあたりを回っているとのこと。

「どこから来たんですか?」

と尋ねると、

「天王寺からです」

との返事。

思わず、

「えっ!?天王寺から、この台車を押して?」

と聞くと、

「電車で来ました」

とのこと。

若いのに大変だなあ、と感心してしまい、ひと箱2100円のチーズケーキを購入しました。

その後、事務所に戻って話をすると、事務員さんがニヤニヤしながら一言。

「たぶん近くに車、待機してますよ(笑)」

・・・なるほど。

確かに冷静に考えれば、その可能性は十分あります。

周囲は大笑い。

私も思わず笑ってしまいました。

もちろん、そのチーズケーキが特別美味しかったかというと……まあ、2100円なので・・・その話は置いておきましょう(笑)。

でも、この出来事で改めて感じたことがあります。

販売にはストーリーが大切だということです。

もしスーパーの冷蔵ケースにそのチーズケーキが並んでいたら、私は買わなかったかもしれません。

でも、

「北海道のスイーツです」

「天王寺から来ました」

「この辺を回っています」

そんな話を聞いたことで、ただのチーズケーキではなくなったのです。

人は商品だけを買っているようで、実はその背景や物語にも価値を感じています。

これはお弁当も同じかもしれません。

毎朝早くから仕込みをしていること。

暑い厨房でスタッフが頑張っていること。

お客様のご予算やご要望に合わせてお作りしていること。

そんな見えない部分も含めて、お客様に伝えていくことが大切なのだと思います。

2100円のチーズケーキ。

味以上に、商売について考えるきっかけをくれた一品でした。

え?次来たら・・・・

また買うかも(笑)