今日は、ほんのり涼しかったですね。
「あれ?ちょっと空気が違うな」
そんな感じがしました。
もちろん昼間はまだまだ暑いんですが、ほんの少しだけ、秋に向かう空気が混じり始めたような。
今年の夏は、本当に暑かった。
暑いというより、もう攻撃されているような暑さでした。
僕も完全にバテバテ。
食欲もなかなか上がらず、気がつけば数キロ痩せていました。
これはこれでラッキーなのかもしれませんが、健康的に痩せた感じがまるでしない(笑)
そんな暑さの中、街を歩いていて、今年やたらと気になったものがあります。
上半身だけ、妙に膨らんでいる人。
しかも、その膨らんだ人たちが、
ウイーーーーン……
と、かすかな機械音を立てながら歩いている。
「え?この暑さでみんなそんなに食欲あるん?」
最初はそんなことを思いました。
違いました。
服の中で風が回っているんですね。
いわゆる空調服。
今や工事現場だけでなく、配達の方や警備員さん、屋外で作業する方など、本当に普通に着ています。
ちょっと遠目から見ると、
上半身だけ膨らんだ人が、ウイーーーンと音を立てながら次々と歩いてくる。
なかなか不思議な光景です。
僕は彼らをウイーーーン合唱団と勝手に名付けました(笑)
でも、あれ涼しいんでしょうねえ。
見れば見るほど、ちょっと着てみたくなる。
「俺も買おうかな」
なんて思い始めた頃には、
……なんか涼しくなってきた。
遅い。
完全に出遅れた。
ちょっと損した気分です(笑)
でも、改めて考えると、空調服って面白いアイデアですよね。
「暑い」
普通なら、
「夏なんだから仕方ない」
で終わるところを、
「じゃあ服の中に風を送ったらええやん」
と考えた人がいる。
言われてみれば単純。
でも、その単純なことを最初に形にするのが難しい。
仕事でも、案外こういうことって多いんでしょうね。
「昔からこうしているから」
「この作業は必要だから」
「夏は暑いものだから」
そう思い込んでいることの中に、
実は、
「いや、扇風機つけたらええやん」
みたいな答えが隠れているのかもしれません。
アイデアというのは、ものすごく難しいことを考えることではなくて、
みんなが当たり前だと思っていることを、
「ほんまに?」
と一回疑ってみるところから生まれるのかもしれませんね。
……などと、少し涼しくなってきた夕方に、ウイーーーンと歩いていく空調服の人を見ながら考えておりました。
来年こそは僕もウイーーン合唱団の一員に・・。
そんな来年の目標を立てた、夏の終わりの夕暮れ時でした。
