夕方にはまた少し崩れてしまったけれど。
今朝、目を覚ました時。
「ああ、爽やかな朝だな」
そう思えたのが、なんだか嬉しかった。
窓から差し込む日の光。
少しひんやりした空気。
たったそれだけのことなのに、
身体の奥に溜まっていた疲れや、
頭の中を占領していたモヤモヤが、
少しだけ薄くなっていくような気がした。
太陽って、すごい。
毎日そこにあるのに、
普段はそれほど意識もしない。
でも、気持ちが沈んでいる時や、
何かに悩んでいる時ほど、
朝の光に救われることがある。
「明けない夜はない」
「やまない雨はない」
昔から何度も聞いてきた言葉やけれど、
今朝は少しだけ、その意味が分かった気がした。
言葉で理解するのと、
実際に朝の光を浴びて感じるのとは、
ちょっと違う。
夜がどれだけ長く感じても、
朝は来る。
雨が何日続いても、
雲の向こうにはちゃんと太陽がある。
当たり前のこと。
あまりにも当たり前だから、
私たちは時々忘れてしまう。
この世界では、
今日もたくさんの人が悩み、
もがきながら生きている。
仕事のこと。
家族のこと。
お金のこと。
人間関係のこと。
自分自身のこと。
誰にも言えない悩みを抱えながら、
普通の顔をして一日を過ごしている人も、
きっとたくさんいる。
しんどい時というのは不思議なもので、
「この状態がずっと続くんじゃないか」
そんな気持ちになる。
でも空を見れば、
ずっと同じ天気なんてない。
晴れの日もあれば、
雨の日もある。
嵐の日もある。
そして、
また晴れる日も来る。
人生も、
きっと少し似ているのかもしれない。
もちろん、
「いつか良くなる」と言ったからといって、
すぐに問題が解決するわけではない。
明日も悩んでいるかもしれない。
また気持ちが沈む夜もあるだろう。
実際、僕自身も、
爽やかな朝だったのに、
夕方にはまた少し崩れてしまった。
それでもいい。
朝の光を見たことまで、
なくなるわけじゃない。
今日の朝、
確かに気持ちのいい時間があった。
それだけでも、
ちょっとした希望なのかもしれない。
希望というのは、
「絶対にうまくいく」
と思うことではなくて、
「今の状態が永遠に続くわけではない」
と知っていることなのかもしれない。
夜は明ける。
雨はやむ。
雲は流れる。
そして、
いつか日はまた昇る。
そんな当たり前のことを、
今朝の太陽が、
もう一度教えてくれた。
