雨が続くこの月。 少しだけ肌寒く、でも、草木にはどこか優しいぬくもりが宿る季節になりますね。
6月――水無月(みなづき)。 「水が無い」と書くけれど、これは“水の月”という意味だそうです。 田んぼに水を張り、作物が静かに育っていく。 そんな「見えないところで、じっくりと芽が育つ季節」。
私たちも、目に見える成果や忙しさに追われがちだけど、 何気ない日々のなかに、 小さな「育ち」があるのかもしれません。
疲れた時にふと食べたお弁当が、 誰かの心をほぐすこともある。 雨の日に買って帰った煮物が、 じんわりと家族を笑顔にすることもある。
そういう、小さくて静かな幸せを、 花むらは6月も大切にしていきたいと思っています。
見えないけれど、確かにそこにあるもの。 雨音のように、やさしく寄り添える味を。
今月も、花むらをどうぞよろしくお願いいたします☔🌿