8月31日。
カレンダーを見た瞬間に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる日。
昔はこの日が「夏休み最終日」だった。
机に積まれたままの自由研究。
白紙に近い読書感想文。
日焼けした腕と、宿題の山と、終わりたくない夏。
泣きながら、鉛筆を握りしめてたなあ。
窓の外では、もう少しで終わってしまう蝉の声。
「なんでもっと早くやらなかったんだろう」って思いながら、
必死でドリルを埋めていた、あの頃の自分。
大人になった今、
「夏休みの宿題」なんてもうないけれど、
心のどこかで、あの日の焦りを覚えている。
でもあの必死さも、あの泣き笑いも、
きっと夏の匂いと一緒に、
私たちの中にちゃんと残っているんやろうな。
今日で8月も終わり。
明日からまた、新しい日常が始まる。
だけど少しだけ、あの頃の夕焼けを思い出して、
ほんのり切なくなってもいいよね。

