風に揺れる桜を見ていると、少しだけ胸がざわつく。
「せっかく咲いたのに」と思う気持ちと、
どこかで「これもまた美しい」と感じてしまう気持ち。
桜は、長く咲き続ける花ではない。
むしろ、その短さこそが、私たちの心を強く揺さぶる。
散るからこそ、美しい。
終わりがあるからこそ、今この瞬間が輝く。
風に舞う花びらは、決して「終わり」ではなく、
春が空へとほどけていく、ひとつの景色なのかもしれない。
だからもし、今日の風で桜が散っていたとしても、
それはきっと「残念なこと」ではなく、
春がいちばん美しく見える瞬間かもしれない。
散ったかどうかではなく、
どんな散り方をしているのか――
そんな視点で見に行くのも、またひとつの楽しみ方。
そしてそのひとときに、
そっと寄り添うのが、花むらの春シリーズ。
開けた瞬間、春が咲く。
そんなお弁当と一緒に、
儚くも美しい、この季節を味わってみませんか。
