和歌山市のお弁当屋目線で視る・・・今日、和歌山の街が少し静かだった理由

今日、朝から少し不思議でした。

花むらの各店舗から上がってくる報告をきくと、どの店もいつもの土曜日に比べて、お客様の動きがどうも鈍い。

「今日は何やろなあ」

天気かな。

お盆明けだからかな。

暑さかな。

商売をしていると、売上が弱い日はどうしても理由を探します。

ところが今日は、あとになって気づきました。

智辯和歌山が、夏の高校野球の決勝を戦っていたんですね。

そして見事、全国優勝。

本当におめでとうございます。

朝から多くの和歌山県民が、テレビやスマートフォンの前で試合を見守っていたのでしょう。

もちろん、今日のお客様が少なかった理由が本当に高校野球だったのかは分かりません。

でも、もしそうだとしたら。

なんだか面白いなあと思いました。

私たち弁当屋は毎日、

何個売れた。

何人来てくださった。

昨日より多かった。

去年より少なかった。

そんな数字を追いかけています。

でも、その数字の向こう側には、

その日の街の暮らしがあります。

雨が降れば、人の動きが変わる。

お祭りがあれば、人が集まる場所が変わる。

大きなイベントがあれば、食事をする時間まで変わる。

そして地元の高校が甲子園の決勝まで進めば、街全体がテレビの前に集まる。

そう考えると、

売上というのは、単なる会社の数字ではなく、

街の空気が少し映り込んでいるものなのかもしれません。

今日の朝、

「なんでこんなにお客様少ないんやろ」

と首をかしげていた弁当屋の私たち。

その頃、和歌山のあちこちでは、

一球、一打に歓声が上がっていたのでしょう。

同じ和歌山で商売をしているのに、

レジの数字を通して、少し遅れてその熱気を知る。

それもまた、地域で商売をする面白さなのかもしれません。

智辯和歌山高校の選手の皆さん。

そして応援された皆さん。

全国優勝、本当におめでとうございます。

今日は、和歌山にとって、とてもいい一日になりました。