子どもの頃、私は「土用の丑の日」を、ずっと「土用の牛の日」だと思っていました。
牛の日なのに、なぜ食べるのは鰻なのか。
「牛はどこへ行ったんやろう」
そんなことを、ぼんやり不思議に思っていた記憶があります。
今になって考えると、「丑」という漢字を子どもが見慣れているはずもなく、牛と勘違いするのも無理はありません。
そういえば、吉野家さんには鰻と牛肉を一緒に楽しめるメニューがあります。
あれも、もしかすると「丑の日」と「牛」を少しもじっているのでしょうか。
本当のところは分かりませんが、そう考えると、なんだか妙に納得してしまいます(笑)
ちなみに私は、鰻と牛肉なら、ほんの少しだけ牛肉の方が好きです。
牛肉には、体をつくるたんぱく質をはじめ、鉄やビタミンB12なども含まれています。
食べた瞬間に急に元気になる、というわけではありませんが、暑さで食欲や体力が落ちやすい季節に、しっかり栄養をとるという意味では、牛肉も十分「精がつく食べ物」と言えそうです。
そして、土用の丑の日といえば平賀源内さん。
夏場に鰻が売れず困っていた鰻屋から相談を受け、
「本日、土用丑の日」
と書いた貼り紙を出したところ、店が繁盛した。
そんな有名な話があります。
ただし、これは確実な史実というより、諸説あるお話のようです。
それでも、もし本当に平賀源内さんが土用の丑の日を広めたのだとしたら、ものすごい発想力です。
商品そのものを変えたのではなく、
「今日、これを食べる理由」
をつくったのですから。
平賀源内さん、次はぜひ、
「丑の日だけに、牛もあります」
で、鰻牛重を売り出していただきたいところです(笑)
さて、そんな土用の丑の日が、いよいよ明日に迫りました。
花むらでは、香ばしく焼き上げた鰻をふっくらご飯にのせた、二種類の鰻重をご用意しています。
鰻重 1,500円
鰻の旨みと甘辛いタレがご飯にしみ込み、ひと口食べるたびに箸が進む、王道の鰻重です。
煮物などのおかずも添えていますので、鰻だけでなく、いろいろな味を少しずつ楽しんでいただけます。
鰻玉重 1,800円
鰻重に、ふんわり焼き上げた玉子をたっぷり添えました。
濃厚な鰻の味わいを、やさしい玉子がまろやかに包み込みます。
「鰻も食べたい。でも、玉子も欲しい」
そんな少し欲張りな気持ちに応える、見た目にも華やかな一折です。
土用の丑の日は、ただ鰻を食べる日ではなく、暑い夏を元気に乗り切るために、自分や家族をいたわる日でもあります。
いつもより少し贅沢なお昼ごはんに。
ご家族そろっての夕食に。
日頃頑張っている方への差し入れにも。
そして、私のように「牛の方がほんの少し好き」という方も、明日だけは平賀源内さんに敬意を表して、鰻をいただきましょう(笑)
明日はぜひ、花むらの鰻重で、夏のごちそう時間をお楽しみください。
数量に限りがございますので、売り切れの際はご了承ください。
