最近、お弁当の「お値段」についてご相談いただくことが増えてきました。
「お茶込みで800円くらいでできますか?」
「大盛りにして700円でお願いしたいんですが」
「この予算で、こんな感じのお弁当できます?」
はい。
こういうご相談、
実はかなり好きです(笑)
もちろん、普段店頭で販売しているお弁当には、それぞれ決まった内容と価格があります。
でも、仕出しやまとまったご注文になると、
ご予算。
人数。
食べる方の年齢。
男性が多いのか。
女性が多いのか。
会議なのか。
行事なのか。
スポーツ大会なのか。
ちょっとした集まりなのか。
いろんな条件があります。
だから、
「800円なら、この組み合わせかな」
「いや、この場面なら揚げ物を一つ減らして、こっちを入れた方が喜んでもらえるかな」
「大盛りやったら、おかずとのバランスも考えた方がええな」
などなど。
ない頭を目いっぱい搾ります(笑)
でも、これが楽しいんです。
決められた商品をそのまま作るのも、もちろん大切な仕事です。
でも、
「この予算の中で、どうしたら一番喜んでもらえるやろ」
と考える仕事は、また別の面白さがあります。
先日も、
「500円くらいでお願いできますか?」
というご相談をいただきました。
500円となると、何でもかんでも入れられるわけではありません。
そこで今回は、
おむすびを主役にして、
予算の中でできるだけ満足していただける内容を考えました。
結果、
喜んでいただけたようで、
こちらもホッとしました。
こういう時、
「ああ、考えてよかったな」
と思います。
弁当というのは不思議なもので、
値段が高ければ必ず喜ばれるわけでもありません。
その場に合っているか。
食べる方に合っているか。
量はちょうどいいか。
内容に少し楽しさがあるか。
結局、
「その日のその人にちょうどいい」
というのが、一番ええんやと思います。
ですから、
「こんなんできますか?」
「この予算なんですけど……」
「ちょっと変わった内容にできます?」
どうぞ遠慮なく聞いてください。
できること。
できないこと。
正直にお話ししながら、
できる限り、
「それ、ええですね」
と言ってもらえる形を考えます。
それに応えるのが、
花むらの喜びでもあります。
ただし。
「200円で豪華なお弁当を……」
と言われますと、
さすがに一度、
遠くを見ると思います。
そして、
「すみません……もう少し……なんとか……」
とお願いするかもしれません(笑)
でも、それくらいです。
まずは聞いてください。
800円でも。
700円でも。
500円でも。
そのご予算の中で、
できるだけ楽しく。
できるだけ美味しく。
できるだけ喜んでもらえるように。
花むら、
今日もない頭を絞って考えます。
ただし200円だけは、
どうか優しくしてください(笑)
