土用の丑の日。人はなぜ鰻を食べるのか

昨日は土用の丑の日。

ということで、私もうな重をいただきました。

香ばしく焼かれた鰻に、濃厚なタレ。
ご飯までしっかりタレが染み込んで、これはもう間違いのないおいしさです。

さて、肝心の「精がついたか」と言われると……

正直、よく分かりません(笑)

鰻にはビタミンやら何やら、身体にうれしい栄養がたくさん含まれているそうです。

とはいえ、一食食べた瞬間に、

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

と、ポパイがほうれん草を食べたときのように、急に筋肉が盛り上がったり、身体中から力がみなぎったりするわけではありません。

それはまあ、当たり前の話です(笑)

それでも人は、土用の丑の日になると鰻を求めます。

普段なら、

「鰻はちょっとぜいたくかな」

と迷う人も、この日だけは、

「今日は土用の丑の日やから」

という立派な理由を手に入れます。

結局のところ、人は何かを買ったり、食べたりするためのきっかけや口実が欲しいのかもしれません。

そう考えると、もし影響力の強い誰かが、毎日のように、

今日はハンバーグの日。
今日は唐揚げの日。
今日は唐揚げチリソースの日。
今日はとんかつを食べても許される日。

などと、365日すべて制定してくれたら……

弁当屋としては、ずいぶん商売がしやすくなるのではないか。

そんな、しょうもないことを妄想してしまいました(笑)

でも案外、商売とはそういうものなのかもしれません。

「おいしいから食べたい」だけではなく、

「今日はこれを食べる日だから」
「頑張った自分へのご褒美だから」
「家族が集まる日だから」

そんな理由がひとつ加わるだけで、人の気持ちは動きます。

土用の丑の日の鰻は、身体に精をつけるだけではなく、
少しぜいたくな食事を楽しむための、昔から続く素敵な口実なのかもしれませんね。

ということで、次はぜひ、

毎月29日は肉の日。
毎週金曜日は唐揚げの日。
そしてできれば365日、お弁当の日。

このあたりを国民的行事にしていただければと思います(笑)