ブート・ジョロキアってなんやねん。とにかく凄い自信だ。

たまにありません?

やたらとカレーが食べたくなる夕暮れ。

今日がまさにそれでした。

晩ごはん何にしようかなあとコンビニに立ち寄ると、今のコンビニってカレーの種類がめちゃくちゃ多い。

欧風カレー、バターチキン、スパイスカレー……。

あっちも旨そう。
こっちも旨そう。

完全に目移りしていたところ、私の目に飛び込んできた言葉がありました。

「激辛」

はい、決定。

さらにパッケージを見ると、

「ブート・ジョロキア」

……。

ブート・ジョロキアってなんやねん。

言葉の意味はまったく分からない。

だが、とにかく凄い自信だ。

名前だけ聞いたら、南米の地下格闘技大会で三年連続優勝してそうである。

おお、偉大なるブート卿よ。

そこまで自己主張するなら食べてやろう。

家に帰って、我が家のもち麦ごはんと一緒にいただきます。

これがなかなか旨い。

スパイスの香りもしっかりしていて、もち麦のプチプチした食感にもよく合う。

カレーとしては、かなり好き。

ただし。

私はパッケージをもう一度見る。

「激辛」

…………。

いや。

君、ほんまに激辛か?

確かに辛い。
ちゃんと辛い。

でも私が「激辛」という言葉から想像していたのは、もうちょっとこう、

一口食べて、

「うま……辛っ!!」

二口食べて、

「水! 水どこや!」

三口目あたりで、

「なんで俺はこれを買ったんや」

と人生を振り返り始めるくらいのやつである。

そこまでは来ない。

旨い。
確かに旨い。

だが――

ほんまの激辛は、こんなもんじゃないぜ。

おお

ブート・ジョロキア卿よ。

お前が何者なのか、いまだによく分からない。

ただ今日は、私の勝ちということにしておこう。

そして普通に完食した。

次はもう一段上を探してみよう。

……私は一体、コンビニのカレーと何を競っているのだろうか。